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2011年3月11日に起こった東日本大震災。
この時に襲った津波から避難した方々の平均速度というものが
国土交通省から発表されていましたのでご紹介します。
国土交通省によると
東日本大震災時において津波から逃げる際の平均時速は2.65kmでした。

これは元々2002年に策定された消防庁の指針である時速3.6kmよりもかなり遅い時速となっており
想定と実際に行動とに大きな差があることが分かりました。

特に子どもや高齢者と一緒に逃げた場合は時速1.96km、歩行が難しい人と一緒に逃げた場合は
時速1.88kmとなり条件によっては更に遅くなってしまうとのことです。

事前の予想というものは中々想定通りにはいかないものですが
こうした命に関わる様なものについてはできるだけ正確に計算しておいてほしいものですね。